星を読めたらいいな~『星読み+』感想

趣味とお勉強

元日の記事のなかで、石井ゆかりさんの星占いのことをチラっとおすすめしたので、その方の『星読み+』を再読した。
実は、5年くらい前に読んでいたのだが、星占いの魅力を思い出したので、またパラパラっと読みたくなったのだ。

『星読み+』とは、

この本は、占星術の入門書?として、とてもわかりやすく書かれている。
ただのオバちゃんで星占い素人でもある私でも、理解しやすく、何度でも繰り返し読むのに適した本なのだ。もっとも、久しぶりに読んだが…。(^^:

冒頭の方に「空は、今も私たちの生活をつつみこむ、大きな時計です」(P.15)とあり、占星術を大時計と捉えるところも分かりやすい。
10個の惑星(厳密には惑星でないのも含む)を10の針にたとえ、星空のマンションという12の各部屋(ハウス)をそれぞれの周期をもつ針が巡る。
そして、それを紐解くのが、占星術なのだ。

多分、実際に、星を読むとなると、これだけでは物足りないんだと思う。けれど、私みたいな初心者がとっかかりとして読むと、入り込みやすかったし、丁寧な解説だった。

書籍データ

『星読み+』石井ゆかり著/幻冬舎コミックス

占星術に興味のある人なら、手に取るといいかも。

もしも、興味をもたれた方は、現在、改訂版が出されているので、そちらの方を手にされるといいです。データが新しいので。

なお、この本では、ソーラーハウスシステムという見方が採用されている。まるで太陽光発電の家と同じようなネーミングだが…(失礼)
私にはそれがとても理解しやすかった。自分の星座を第1室として、反時計回りで、各星座毎に1つずつ部屋が割あてられるので、シンプルだし、取っ付きやすい。

例えば、牡羊座生まれなら、第1室が牡羊座、第2室が牡牛座、第3室が双子座…とつづき、最後の第12室が魚座になるし、お誕生日が獅子座なら、第1は、獅子座、第2が乙女座、第3が天秤座…で、最後の第12が蟹座になる…というように。

星占い、今昔

著者の石井さんは、占星術師でもあるが、書き物の表現者としても豊かだ。「星読み」サイトにある、今年の各星座の読み解きも、人に寄り添った文面で、読みモノとして楽しめるようになっている。

ところで、西洋占星術は12星座に分類されるが、もちろん人それぞれなので、12パターンってわけではない。同じ星座の生まれでも、年齢も違えば、生まれ育った環境も異なるし、実際は多種多様だ。たとえ考え方が似通っていたとしても、みな同じわけではないのだ。
だけど、占いは面白い。
たとえ環境が異なっていても、巡ってきた星が、何を意味し、何をメッセージとして伝えてくれるのか、受け取り方はその人次第だし、興味は尽きない。なによりロマンがあるしね。

それに、昔から星を読める人は重宝されてきた歴史があるよね。日本にだって陰陽師ってのがいたくらいだし…。暦と結びつく星読みの存在は洋の東西を問わず、重要な役割を担っていたのだ。
そういえば、各星座の始まり日は、どうも二十四節気の中気にあたるらしい。
こんなところも、実は東も西も考え方に似たりよったりなところがある。

そうそう、水星逆行のあるときは、通信システムが狂いやすいとか、あるらしい。
今は風の時代だし、フェイクニュースとかも、よけい横行するのかもしれないね。

と、まぁ、ブツブツ纏まりなく書いてしまった。
あー、いいトシして占いですかと言われるかもしれないが、やっぱり私は、夢ある世界に関心を持っていたいのだよ。なはは。

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