やっと観た。
というか、すっかり忘れていたのだ。
ただこのごろ、チャットGPT等の話題を聞くので、いよいよAI時代が本格的に入ってきたんだなぁなんてことを感じ、マトリックスが頭によぎった。
それで気がついたのだ。
そういえばレザレクションズを観てなかったことを…。
あらすじ
トーマス・A・アンダーソンことネオ(キアヌ・リーブス)は、ゲームのデザイナーとして働いていた。ただし、自身が何者なのかは分からずに…。
ただ彼は度々幻覚に悩まされていて、そのためセラピーに通っていた。
あるとき、彼は同僚とカフェに行ったとき、そこで見かけた子連れの女性が気になる。
そのひとはティファニーという名だったが、彼女に何かを感じるのだった…
その後、職場で脅迫騒ぎがあり、それがきっかけでなにかと過る幻覚に疑念を抱くことになるのだが…。
感想(ネタバレあり)
正直、以前のシリーズよりインパクトはなかったが、ネオとトリニティーのコンビが再び見られたのは、嬉しい。
もっともインパクトといってはいるが、それほど前作の内容を覚えてはいない…。(苦)
ただ私には、マトリックスという仮想世界の発想が、当時は斬新でユニークだったってことなのだ。
でも、今となると、だいぶその世界観に近づいた気がするからか、以前ほどワクワク感は薄くなった。
それに、流石に二人とも容姿に時を感じたし、まぁ設定も「その後」になっているので、新しさというより、お馴染みの親しみ感の方が強くなったけど。
なにしろネオの草臥れぷりが、すっかり時の流れを感じさせてたし、かつての超人的なところは薄まったので、仮想世界にいても、そこのところはある意味リアルだったな。(^^;
一方トリニティーのスタイルが変わらずに保てられてるのは、カッコいい。
とくに彼女の後ろ蹴りが見られるとはねぇ…
でもエージェントスミスは様変わりしてたし、ネオとトリニティーがいなかったら、この話はまったく別物になっていたかもね。
とはいえ、お茶目なところも忘れていなかった。それは老いたエグザイルの登場だな。
捨て台詞が可笑しかったよ。
なお、今回の物語で光ったのは、青い髪の女戦士?バッグス(ジェシカ・ヘンウィック)かな。なかなかいいキャラだと思ったよ。
トータルでみて、私的には可もなく不可もなくだね。
ただやっぱり「マトリックス」という冠で二人が見られたのが良かったけど。
晩年のネオとトリニティー、キレはなくなったが、物語最後の登場シーンは貫録十分だったよ。
時代が追いついた!
昔、マトリックスを観たときは、設定が凄すぎてよくわからなかったけど、そのよくわからないところが衝撃だったんだよね。
でも、今ではこのマトリックスなる仮想世界は、特におおっ!って感じにはならなくなった。
それだけ時代が追いついたということなんだろうね。
既にVRのゲームな世界に没頭している人たちもいるわけだし、とくに仮想でなくても、実社会のデジタル化が進んできているからなぁ。
実際、ウチの生活も、現金払いは医者だけだし、世間ではリモートワークなる仕事スタイルが登場したし、体温計も額にかざすだけでピッと測ってくれる。
あ、でもウチのは未だに脇に挟む昔ながらものだけど…(爆)
だからってわけではないけど、正直、この物語の仮想社会が先の未来の割には、働き方が進化していなかったのが、違和感あったな。
会議のシーンなど、リモートじゃないんだと思っちゃったしね。
ところで、うちのパソコンもiPadもそろそろサポートが切れそうなので、このマトリックスで言うところのエグザイルになってしまうんだろうな。
もっとも私自身もポンコツなので、こっちのバージョンは既にアップできずのエグザイルなわけで…なはは、こりゃもう笑うしかないわな。