シニア予備軍がおウチを建て替えたとき

住い
小さい平屋

我が家は小さな平屋。

4年前に終の棲家として建て替えた。

一様自分なりに考えてそうしたのだ。

で、老後の住まいとして建て替えた我が家の話をする。

シニア、あるいはその予備軍の家づくりの参考になるかは謎だが、その一例ぐらいにはなるだろう。

建てる家の条件(しろくろ家の場合)

私は家を建て替えるにあたって、いくつかの条件をもっていた。

それは、、、

  • 平屋であること
  • 間取はあまり区切らずシンプルであること
  • 家の中はフラットであること
  • 太陽光発電を設置すること
  • 地震にある程度耐えられること

よく家は3回建てないと良い家ができないみたいなことを言われるが、なんというか今ならわかるような気がする。

確かに細かいところでは失敗部分もあったが、上記の条件はクリアしているので、概ね満足はしている。

ところで、条件は人それぞれ違うものだ。

家族構成とか、状況とか、踏まえなければいけないことを考慮する必要があるだろう。

なお以下は、ウチの場合のことを書く。

平屋であること

以前の家も平屋だったし、階段を利用したことのない身としては今更というのあった。

また、ご近所の同級生の家のお母さん(80代)は既に2階にあがるのが厳しいと言ってたしね。

階段は高齢になればなるほど、ハードルになると思ったからだ。

なにより平屋の良いところは横の動きだけですむこと。

ましてや小さい家なら、数歩で事足りる。(笑)

間取はあまり区切らずシンプルであること

我が家は区切ることをせず、母と私は同じ部屋で寝ている。

予算の関係上、広く作れなかったというのもあるが、将来自分だけになったときにそういくつも部屋はいらないと思ったからだ。

なので、寝室とリビングダイニングの仕切りは薄いポリカーボネートの引き戸だけだ。

しかも、夏冬の冷暖房を使用していないときはここは開けっ放しにしている。

もちろん、客人がくれば見苦しいので閉めるけどね。(苦笑)

寝室とリビングを仕切る引き戸

家の中はフラットであること

基本、段差のない床を望んだ。 年齢とともに足運びに問題がでるとふんだからである。

実は、前の家も和室から洋室につながる段差がなかったというのもあって、これは絶対条件だった。

亡き祖父が建築系に携わっていたこともあり、以前からそういうつくりをススメてくれていたのだ。

昔は完全フラットタイプは珍しかったようだ。

もっとも今は洋室しかないので、これはすんなり叶ったが。

段差を設けない

太陽光発電を設置する

前にも太陽光のところで書いたが、これからは冷暖房等はじめ、何かと電化製品に頼らざるを得ない暮らし方なので、これは設置した方がよいと思った。

将来的に元がとれるかどうかはわからないが、実際、年間でみると大きな節電節約につながっているので、効果はあると思う。

地震にある程度耐えられること

世の中に、絶対大丈夫というのはない。

ましてや、どんな災害にも打ち勝てる保証は残念ながらないのだ。

ただ少しでもリスクを減らしたいという思いで考えるしかないんだと私は思う。

各社メーカーや工務店も、それぞれ耐震や免震の研究しているであろうから、家を作るにあたっては、結局はどの工法が自分にピンとくるかによるんだと思う。

なので、わたしにグサッと刺さったのはユニット工法的なつくりの家だった。

今どきは職人さんも減っているというのも考慮して、本体が工場生産であることも決め手になった。

以上、我が家の建て替え話おしまい

最後に建て替えに踏み切ったのは、我が家の場合は、リフォームの価格と建替えの価格がどっこいどっこいだとわかったからだ。

また、別のところに引っ越すのも考えたが、住み慣れた場所なら母も精神的・身体的にも負担が少ないと思った。

もちろんもっと先のことはわからないが、少なくとも母はこの家で看取りたいと思っている。

なお、建替えるにしても、住み替えるにしても、人それぞれ条件が異なるので、正直こうした方がいいというのは言えない。

ただ、考えなければならないとき、条件をリストアップしておくのはいいと思う。

またここではお金の話はしなかったが、家を建てる資金と老後資金は別計画で練っておくべきだと私は思う。

裕福であり余るほどあるなら話は別だが、なんだかんだ先は読めないし、歳をとればとるほど、どういう事態になるかはわからない。見切り発車のようなことはするべきではないと思うんだよね。
もっともそれも人それぞれで…私がとやかく言うことではないわな。(-_-;)

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