やめたこと、減らしたこと(後編)

シンプル化計画

前回に引き続き、「やめたこと、減らしたこと12」のうちの7~12を見てみる。

ここからは、家事というより日頃やっていたことや、行事的なこととかでやめたことをあげてみました。

7. 防災用の保存食の種類を減らした

防災用の保存食といっても、減らしたのは避難所用の方。

3月に揃えたときのいくつかは、母には硬くて食べられそうにないものも含まれていたし、甘いものが圧倒的に多すぎたのでそれらをやめた。

残したのはカロリーメイト、ゼリー飲料、アルファー米、それにスキムミルクを加えて4種。

正直、糖質制限のあるうちら親子には酷だが、数少ない保存食なので、カロリーメイトとゼリー飲料は残した。

特に軽くなったわけではないが、今後見直す際にあたって、あれこれ悩まなくすむと思う。

8. 母の血糖値を測るのをやめた

これは単に母自身にやり方を覚えてもらったからである。

これまで私が用意し、針を打って、測るのを1日2回していたのだが、ちょっとしたこととはいえ、毎日となると負担だったので、自分で打てるようにしてもらったのだ。

母は最初、自分ではやりたがらなかったのだが、なんだかんだ妥協してくれた。

おかげで、少しほっとしたし、自分でできることも自覚してくれたと思う。

9. FXをやめた

ここ何年も口座を休眠させていたので、口座を閉じた。

休眠の原因は、失敗を繰り返していたことで、イライラがつのり、見るのも嫌になって口座をほっぽってしまったから。

結局向いていないと認識するまで、なんと9年もかかってしまった(汗)

今は口座がなくなったおかげで、株に集中できるようになった。

ただ、FXのおかげでチャートの見方は勉強になったので、これがまた株に役立っている。

10. 夏の外散歩をやめた

以前、熱中症になりかけたことがあって、夏の散歩は厳しいと判断した。

それで、家庭用のウォーキングマシンを取り入れて20分ばかりほぼ毎日歩くようになった。

家の中なので、エアコンと扇風機で温度管理ができるうえ、時間もちょっとした隙間時間にできるようになったのは大きい。

11. 年賀状を出すのをやめた

年賀状は、毎年暮れになると追われていた行事の一つだ。

時間もとられるし、結構な負担になっていた。

もっとも年賀状だけの付き合いの人がほとんどだったので、あえてこちらから出すことをやめた。

今のところ、なにも問題になっていないし、なにより暮れの慌ただしいときに、しばられることはなくなった。

12. こうでなければならないという思い込みをやめた

若いころは協調性ばかり気にしてきたけど、今は会社勤めもしていないので、人に合わせる必要もなくなった。

そのおかげか、こうでなければならないという思い込みも薄れた。

考えてみれば、常識もところ変われば、まったく通用しないってこともあるしね。

世間の常識、あるいは日本の常識も、よその国ではまったく違うってことはよくあるし。

とにかく狭い枠にとらわれて身動きできないのでは、この先ますます時間が足りなくなってしまう。

ただでさえ、もう老いのステージに入ってきているわけで、こうでなければならないと思いこんでしまうと、何もできなくなってしまうだろう。

もちろんモラルは大事だと思うけど、しがらみとか世間体とか、考えすぎると息苦しい。

だから、こうでなければならないという思い込みはやめた。

今は解放されたというか、重荷がとれたというか、とにかく気が楽になった。

ひょっとすると仕事を辞めたから、そういえるのかもしれないが…。

ただ、老いのせいで、だんだん忍耐力もなくなっているので、こうでなければと自分を律することができなくなっているのは事実。

幸い身の回りにマウントをとってくる人はいないので、ものすごく自由を感じている。

以上が、私のやめたこと、減らしたことの12件。

こうしてみると、それなりに時間が増え、気持ちも軽くなった。

確かに「やめる・減らす」は大きな収穫をもたらしたと言えるようだ。

というわけで、何をダウンサイジングするかは、その人次第だが、些細な事でも、やめたり、減らしたりを繰り返せば、より身軽になって、見えていなかったことが見えるようになるのかもしれないですね。

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