背中に保湿ミルクを塗るときに

健康と介護

以前、アロマを勉強したことがあるというようなことを書いたが、ふとそれが役に立ったなと思うことがある。
それは、母の背中に保湿ミルクを塗ってあげるとき。もちろん、高齢なのと、持病持ちなので、圧をかけるようなマッサージはできないが、ただ塗ってあげるだけでも、その塗り方を丁寧にしてあげると、ちょっと違うようなのだ。

軽擦法(エフルラージュ)風

私がとっているやり方は、軽擦法。といっても、より簡易なものだが…。
なお、塗布するのは、いつも風呂上がりに行っている。

やり方は、まず手のひらにボティーミルクを垂らし、手で温めるようにして、こすり合わせて手のひら全体にミルクを広げる。
そして、背中にその手のひらをピタッと密着させて、保湿ミルクを背中全体に塗布するようにゆっくりすべらせていく。ポイントはとにかく手のひらをピタッと密着させること。なお、簡単にすませるので、本人も私も立ったままで行っている。

この場合、方向的には、腰から肩、上腕に向かって手を滑らせている。そして、再び腰から、今度は肩甲骨、脇腹、脇腰と手を体に沿うようにあてていくと、全体に塗れる。
基本、マッサージが目的ではなく、塗るだけなので、何度も擦るようなことはしていない。せいぜい2~3回くらい。

なお、セラピーを受けるときみたいに、ベッドに横になってもらうわけではないし、特に圧をかけるというのはないのだけれど、手のひら全体があたるので、多分リラックスの度合いは、ちょちょっと塗るより、高いのではないかと勝手に思っている。
あくまで私がそう思っているだけだが…(苦笑)

高齢者とアロマ

ちょっとアロママッサージの話をすると、
正直、個人的には、高齢者にアロママッサージを、あまりお勧めはしない。

高齢ともなると、大抵なんらかの持病を抱えていたりするので、マッサージのような強い刺激があたると、どう身体に影響をうけるかわからないから。
また、特に、精油を使ったオイルマッサージは、精油により皮膚への刺激が出る可能性もある。

既に、私はAEAJ(日本アロマ環境協会)の会員ではないので、今はどのようなスタンスをとっているのかはわからないが、受けてみたい方は、施術を受けられる前に、医師やセラピストさんにご相談された方がいいと思う。
恐らく他の協会さんも、高齢者とアロママッサージは、それなりに注意を促しているだろうと思うしね。

ただ、ディフューザー等で香りを楽しむ分には問題ないと思うが、これもまた人それぞれで、香りが苦手な方もおられるので、よくお相手のお話を聞くことも大事だと思う。

母の場合と保湿ミルク

数年前まで、母は乾燥のひどいこの時期になると、よく背中が痒くなるようで、肩あたりにひっかき傷のようなものが絶えなかった。そのため、ずっと皮膚科の薬を塗っていた。

ただ一昨年からは、そうなる前の秋に、予めボディ用の保湿ミルクと、傷ができそうなあたりに馬油を塗ってあげていたところ、それが彼女に合ったのか、痒みも傷も出なくなった。驚くほどの皮膚の回復力だ。年をとっても、その蘇り力?には驚く。実は彼女は魔女かもしれない…(爆)

と、冗談はともかく、極度の乾燥がそういう症状をもたらしていたと思うと、保湿は大事だなとしみじみ思う。
まぁ何にしても、早め早めの対処がよかったんだと思うが…。
ただ、自分自身の背中にはできないので、そこが残念だよなと思うところ。(苦)

なお、保湿に使用したのは、ビオレUさんのうるおいミルクと一光化学さんの馬油。
保湿ミルクは背中全体、馬油は部分的につけている。

どちらも薬局で手に入るし、保湿ミルクはのびもいいし、毎日使っているわりにコストパフォーマンスがよろしい。馬油は他メーカーさんのもいろいろ出ているしね。

ただ、保湿ミルクも馬油も、冷暗所での保管をおススメする。ちなみに私は、馬油の方は冷蔵庫に入れている。酸化しやすいもので。ただ、冷蔵庫から出したては固いので、清潔なヘラですくって使用されるといいと思う。

以上、カサカサ、カピカピのケアのお話でした。

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