今、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に夢中。
好きなんですよね、鎌倉武者。
とくにシゲちゃん!こと、畠山重忠公。
ドラマではえらいイケメンを立てましたねぇ。
NHK、頑張ってるな。
畠山重忠公の逸話
彼がイケメンだったというのは知らなかったけど、鵯越で馬を担いで崖を下りたという話はあまりにユニークすぎて頭にしっかり刻み込まれてしまっています。
残念ながら中川大志くんによる担ぐシーンはなかったけど、そのとき交わしたセリフがもう恰好よすぎて、あれはズルいなぁ。
個人的は担ぐところが見たかったよ~(笑)
…て冗談はともかく、そういう話が作られちゃうくらいきっと力持ちだったんでしょうね。
あと私が知る逸話は、頼朝公の前で静御前が舞ったとき、なにやら伴奏を務めたということ。
銅拍子という小型シンバル風の和楽器を奏でたんだそう。
屈強な男子が神妙な面持ちでカチャっと鳴らしていたのかと想像すると、なんだか可愛いらしいですねぇ。
そういえば、今はあるかわかりませんが、前に横浜の馬車道にある歴史博物館で重忠公の甲冑のレプリカを見たことがあったんだけど、赤が際立ってました。
戦場では、きっと目立っていたことでしょう。
もしかして、けっこうな洒落者だったのかもしれませんね。

やってくれます、牧の方さま
ところで、あのドラマはキャスト選びがなかなかいいではありませんか。
なかでも宮沢りえちゃん演じる「りく(牧の方)」はナイスです。
よく三大悪女に北条政子があげられていますが、むしろ毒のあるのは時政の奥方のほうでは?!と、私的には思ってたんですよね。
なにかと夫を使って、いや言いつけて、かなり引っ掻き回していたのかもしれないなぁ、と。
そのあたり、三谷脚本はよく描かれていますよね。
まぁ、最終的にこの夫婦が鎌倉を追い出されるまでいろいろやらかすわけだし…
なんだかんだ重忠公は巻き込まれてしまうわけで、もうその点は気の毒でならないんですが。
真実はわかりませんが、時政夫婦がガシャガシャ画策していたことは間違いなさそうです。
政子&義時姉弟にとっても、父とはいえどかなり迷惑だったかもしれません。
政子は悪女というよりどうも被害者なのではと思えます。
まぁ、なんにしても事件の裏に女ありだったりするから、これからの騒動は見逃せないですね。
おまけ
ところで、昔の保存食で糒(ほしいい)というのがあります。
なんでも今でいうところのアルファー米だったのを、最近知りました。
なお、糒の方は、炊いたご飯を水でさらして天日で干したものだそう。
旅はもちろん、戦のときにも持って行ったとか。
石橋山の洞窟に隠れていたときなんか、火なんてつかえなかったでしょうから、ひょっとしたらこれを食べていたかもしれませんね。

なお、現代のアルファー米の方は、作り方は多少違うようですが、最終的に乾燥させたご飯であるのは間違いなさそうです。
まぁ、こういう先人の知恵が、今では防災食として生かされているのですから、ありがたいですよね。
しかも結構おいしくできているし。
防災食ついでに、9月は防災月間なんで、うちも見直さねばな~。